障子張替

2017.07.14

障子の張替をさせていただきました
<宇治市C邸>
障子とは、和室に設けられる格子に障子紙を張った建具のことで、
障子紙で直射日光を適度に遮り、光を拡散する効果があり
柔らかな光を部屋全体にとどけて独特の空間を表現することができます
障子が生まれたのは平安時代後期とされ、日本家屋ならではの建具として
使われる場所や季節に特徴づけられた様々な障子があります
「雪見障子」は組子の一部分がなく、下部に大きなガラスがはめ込まれています
(家の中から雪を眺めることができるように)↓
016_R
「書院障子」は単純な格子形の組子ではなく繊細な彫刻や意匠が
施されています↓
013_R
018_R
「腰板障子」は足で障子紙を破いたり組子を傷めたり壊したりしないためと
風雨で紙が容易に破れてしまわないために高さ35cmぐらいの板張りの腰板が
ついています↓
014_R 
写真はありませんが…他にも
下部に板がついていない全面格子組みの「水腰障子」、
欄間に取り付ける小さな障子「欄間障子」の張り替えをしました

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